日赤、市教委に37台寄贈
日本赤十字社県支部(広島市中区)は、救命器具の自動体外式除細動器(AED)三十七台を市教委に寄贈した。八日、市教委事務局で目録の贈呈式があった。市教委は、未配備だった市立中学三十七校に置き、全中学六十四校への配備を完了した。 AEDは心臓に電気ショックを与える救命器具で、音声案内などに従えば誰でも使用が可能。市教委は寄贈分を既に各校に配備しており、夏までに教職員に使い方を講習する。 市教委を訪れた同支部の中川日出男事務局長は「命を救う可能性を広げる重要な器具。学校にとどまらず地域で役立ててほしい」と期待し、目録を受け取った浜本康男教育長は「部活動などで何かあった場合の安心につながる」と感謝した。 市教委によると、高校(八校)、特別支援学校(一校)では配備を完了した一方、小学校は全百四十校のうち百三十二校、幼稚園は全二十七園が未配備となっている。(水川恭輔) (2009.5.9)
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