中国新聞


親子のハグでTシャツに♥
広島工大先月卒業の佐々木さん考案


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特許出願中のTシャツの特長を説明する佐々木さん

 佐々木詩野さん(22)=広島市佐伯区=が、親子のTシャツの絵柄を合わせるとハート形になるデザインを考案し、特許を出願した。三月まで通った広島工業大(佐伯区)の授業からユニークなアイデアが生まれた。

 Tシャツの商品名は「ひっつきもっつき」と名付けた。親子それぞれのTシャツの胸元に顔のイラストを配置。片方がハートの上半分、もう片方が下半分の形の帽子をかぶっている。子どもが親に抱きつくと、互いの帽子の部分が合わさってハート形に見える。

 商品開発の授業で「家族をテーマにした製品」を考案した。佐々木さんは「幼少期の愛情は人格形成に欠かせない。親子の触れ合いを深めるのに役立てたい」と話す。特許申請の費用約十五万円は同大が負担。取得できれば、企業へ商品化を提案する。 (新田葉子)

(2009.4.8)

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