放課後児童クラブ まず来年、向島中央小がモデル校に 尾道市は2015年4月を目標に、放課後児童クラブに受け入れる対象を6年生まで広げる。来年4月から、向島町の向島中央小をモデル校に指定し、1年間のニーズや運営面の課題を探る。 クラブは現在、保護者が仕事や介護の都合で昼間に家庭にいない1〜3年生と、特別支援学級に通うなど支援が必要な4年生までが対象。小学校や公民館などで預かる。定員は1クラブ45人で指導員が2人つく。市内には19カ所に計23クラブがあり、計約700人が利用している。 児童クラブの設置は自治体の努力義務。現行の児童福祉法は対象年齢を「小学校に就学しているおおむね10歳未満の児童」としているが、15年4月に施行予定の改正法では対象が6年生までに広がることからモデル校を指定し、先行実施することを決めた。 市子育て支援課は「向島中央小のデータを基に指導員や空き教室の確保を考えていく」としている。市は12月3日開会する市議会定例会に、児童クラブ条例の一部を改正する条例案を提案する。(渡辺裕明) (2013.11.23)
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