中国新聞


集え、教員志望の高校生
山口県教委 16日からセミナー


 山口県教委は16日から県内8会場で、教員志望の高校生を対象とした教職セミナーを初めて開く。教員の仕事に早い段階から関心を持ってもらう狙い。

 岩国、周南市など県内8市8会場で24日までの週末に開く。事前申し込み不要で無料。現職教員が仕事内容ややりがい、進路選択などについて体験を踏まえて話す。質問に応じる座談会も開き、保護者の参加も可能。

 県教委によると、団塊世代の大量退職により今後10年間で全教員の40%が退職する見通し。採用増が必要になる一方で、この10年で志願者は約800人減って志願倍率も約3分の1に低下しているという。このため、高校生対象のセミナー開催に踏み切った。県内外で大学生や臨時採用教員など教員志願者対象の説明会も開く。

 県教委は「多くの高校生に教員の魅力を感じてもらい志願者を増やしたい。教員を目指そうか迷っている人もぜひ参加を」と呼び掛けている。会場や時間は県教委のホームページに掲載している。(藤田龍治)

(2013.11.15)


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