職務の再確認を促す 福山市教委が臨時会議 広島県教委が8日、金銭紛失などについて虚偽報告や隠蔽(いんぺい)を繰り返したとして福山市立多治米小の川崎行輝校長(57)の停職6カ月の懲戒処分を発表したのを受け、福山市教委は同日、臨時校長会議を開いた。不祥事が起きた際の素早い報告など、校長職務の再確認を促した。(33面関連) 不祥事による臨時会議は本年度3回目。市内の小中学校の校長たち113人が参加した。吉川信政教育長は「職責にゆるみがないか厳しく問い直す必要がある」とする一方、「市教委も校長が相談しやすい組織であったか反省する」と述べた。市教委は近く、校長と教頭対象の研修会をそれぞれ開く。 多治米小はこの日、全校集会を開き、同日付で辞職した川崎校長自らが経緯などを説明。保護者に報告や謝罪する手紙を持ち帰らせたという。 同小では、窃盗などの罪で起訴された男性臨時教諭が9月に懲戒免職になったばかり。娘が同小に通う会社員女性(45)は「安心して子どもを預けられるよう、気を引き締めて学校運営をしてほしい」と話した。(衣川圭、東谷和平) (2013.11.9)
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