中3死亡受け1人 廿日市市教委は、市立中学3年の女子生徒(14)が5月に亡くなった問題を受け、市内の小中学校に出向くスクールカウンセラー1人を独自に採用した。子どもが悩みを打ち明けやすい態勢を整え、いじめの解決など再発防止に力を入れる。 臨床心理士の資格を持つ非常勤の女性職員1人を10月に雇用。週35時間を上限に、希望がある学校に派遣する。広島県教委は本年度、同市の市立小中学校29校中11校にスクールカウンセラーを1人ずつ派遣している。活動日が年35〜15日と限られ、学校から「必要なときに相談できない」との声があったという。 また市教委は、女子生徒が通っていた学校を含む中学校9校に1人ずつ配置している心の教室相談員の活動時間を、週12時間から23〜16時間に延長した。小学校14校を対象にした生徒指導アシスタントは、10校で20時間から28〜25時間に増やす。 市教委教育指導課は「教員との連携で子どものトラブルなどを早期に把握し、解決につなげたい」としている。(村上和生) (2013.11.1)
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