中国新聞


子育てニーズを調査 三原市
5年計画策定に反映


 保育や子育て支援策を検討する三原市の子ども・子育て会議が28日、市役所で初会合を開いた。来年度中に、2015年度から5年間の事業計画を策定する。近くニーズ調査をすることを申し合わせた。

 子ども・子育て支援法に基づき、制定された市条例によって設置した。有識者や事業者代表、保護者代表ら18人で構成。未就学児に対する教育や保育の提供内容、病児保育などの支援事業を盛り込んだ計画を作る。

 ニーズ調査は、年内に未就学児と小学生がいる計4千世帯に、保護者の就労状況や保育所の利用希望などを尋ねる。結果を受け、保育所や幼稚園の定員や一時預かりなどの支援策を協議し、来年度、パブリックコメントを募った上で計画をまとめる。

 会長に就いた県立広島大保健福祉学部の西村いづみ講師(子ども家庭福祉学)は「利用者の意見を反映した計画作りに努めたい」と話した。(鴻池尚)

(2013.10.29)


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