現場での実習を重視 山口大(山口市)は18日、学校経営などの実践力の高い教員を養成する教職大学院を、早ければ2016年度に設置する構想を明らかにした。中国地方5県では岡山大(岡山市北区)に続き2番目。 山口大の構想では、定員41人の大学院教育学研究科のうち、半数程度を教職大学院に充てる。うち半分は教育学部を卒業した学生が対象で、残る半分は現職の教員を受け入れる方針。指導教官は11人を見込み、うち5人は小中高校などの教員経験者とする。 教職大学院は県教委などと連携し、学校現場での実習を重視したカリキュラムを組む。学生は学校経営や生徒指導、授業などの課題をくみ上げ、その解決策を考えることで実践力を高める。 教職大学院に関し文部科学省の中央教育審議会は昨年8月、「全都道府県への設置を推進」と答申した。山口大の岡村康夫教育学部長は「県内の教育水準を高める教員を育てたい」としている。(村田拓也) (2013.10.19)
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