児童ら給食で舌鼓
朝食をきちんと取る食育教育の一環として、広島県府中町内の7小中学校の栄養士がモデルメニューのみそ汁「朝パッ君汁」を考案し17日、府中中央小など5校で給食に出した。 朝パッ君汁は、ちりめんじゃこでだしを取り、そのまま食べる手軽さが特徴。豆腐、油揚げ、シメジ、ワカメ、ネギが入る。米飯と合わせると栄養バランスが良いという。 府中中央小では、県が推薦する肉料理「ひろしまトンチキレモン」と一緒に出され、レシピなどが書かれたパンフレットも配布。むすびの形の着ぐるみキャラクター「朝パッ君」が各教室を回って朝食の大切さを訴えた。 4年生小浜水美(みずみ)さん(9)は「家のみそ汁と味が少し違う。コクもある」と話し、ご飯と一緒にお代わりしていた。 同町では、町、住民、学校などで2010年に「府中ニコニコ食育会議」を組織し、むすび作りやみそ汁コンクールなどを実施。朝パッ君汁も同会議の取り組みから生まれ、各小中学校が給食の献立に取り入れた。(田中伸武) (2013.10.18)
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