JCが手作り 20日に初レース 尾道市因島大浜町の因島アメニティ公園に20日、幼児向け二輪車「ランニングバイク」のコースがオープンする。瀬戸内しまなみ海道でのサイクリング人気が高まる中、子どもが二輪車に親しむ場として島内外から人を呼び込もうと、因島青年会議所(JC)が手作りした。同日、初めてのレースを開いて完成を祝う。 バイクはペダルがなく、足で地面を蹴って進む。バランス感覚が養え、自転車の練習になるため未就学児に人気という。園内の市有地約420平方メートルに1周約100メートルのコースを造った。約250個のタイヤを地面に設置してコースをかたどった後、こぶや傾斜面をつけて整地した。 因島JCが創立45周年記念事業として企画。市の許可を得て、今月上旬からメンバー17人で作業してきた。バイク10台を市に寄贈。市は11月から土日曜と祝日に無料で貸し出す。コースは自由に使える。 来年開催の博覧会「瀬戸内しまのわ2014」では、同コースでバイク大会も計画されている。高橋圭司理事長(38)は「公園を訪れてもらえる機会を増やし、因島からランニングバイクを普及させたい」。市因島総合支所しまおこし課は「地元のバイクチームの結成や島内外の人の交流につながれば」と期待している。(鈴木大介) (2013.10.17)
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