中国新聞


児童書110万円分 匿名女性が寄贈
尾道市立中央図書館


   

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匿名女性からの寄付で購入された児童図書

 尾道市東久保町の市立中央図書館に市内の匿名女性から絵本や百科事典などの児童図書計512冊(110万円相当)が寄贈された。4日、児童図書コーナーに置かれ、貸し出しが始まった。

 同館によると、9月6日に市内の書店から「匿名で中央図書館へ100万円分の児童図書を贈りたいと希望する女性がいる」と連絡が入ったという。女性は書店に本の選択を依頼し、100万円を支払った。書店は大量購入による値引き分の約10万円分の本を上乗せして納品したという。

 同市は100万円以上の寄付者に、市長の感謝状を贈っているため、書店を通じて女性の身元を確認しようとしたが、女性は匿名を通したという。

 同館は職員が親子連れたちに絵本を読み聞かせる「おはなし会」を週2回開いている。小林哲也館長は「児童図書が増えたことで、取り組みがより充実する」と喜んでいる。(渡辺裕明)

(2013.10.5)


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