非行防止へ深夜巡回 福山の桜丘学区住民
福山市の桜丘学区の住民が5日、深夜パトロールを始める。中高生が夜中に火遊びをして騒ぎ、住民から不安の声が上がったため。非行を防ぐだけでなく、子どもの生活改善を支援できないかと、学校とともに関わり方を模索する。 住民によると、9月28日深夜から翌朝にかけ、学区内の公園でトイレの紙が燃える火災が発生。複数の中学高校の生徒約15人が喫煙し騒いでいたのが分かったという。別の公園でも複数の中高生が夜中に騒ぎ、住民が警察に通報するケースが相次いだ。 これらを受け、学区のまちづくり推進委員や中学校1校の教諭たち計17人が協議。10月の1カ月間、毎週土曜午後11時から、住民約10人で地域巡回することを決めた。地元の中学校との定期的な協議の場づくりも目指す。 危険な行為を注意するだけでなく、子どもたちの声に耳を傾ける方針。推進委員会の稲葉伸生委員長(71)は「対応を警察任せにしたくない。子どもの本音を聞いて力になりたい」と話している。(久保友美恵) (2013.10.5)
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