中国新聞


別業者が9日に再開 呉の小中学校ごみ収集問題


   

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給食の生ごみを軽トラックに積み込む市教委職員たち

 旧呉市内の小中学校のごみを業者が収集しなくなった問題で、市は別の業者と業務委託契約を結んだ。ただ業務再開は9日で、当面は市教委職員たちが給食の生ごみを集める。

 入札の結果、市は廃棄物収集業の寺本環境(広多賀谷)と約1100万円で契約。本年度末まで週3回、旧市内の全46小中学校の可燃・不燃ごみや給食の調理ごみ、残飯を回収し、市の処理施設に運ぶ。契約は先月30日。作業場所や手順の周知徹底期間が必要で、夏休み明けと同時の業務再開はできなかった。

 小学校の給食は3日に始まり、4日は市教委職員たち4人が2班に分かれ生ごみを集めた。6日も回収する。

 46校のごみ収集はリサイクル会社西尾興産(苗代町)に委託していた。社長らが詐欺の罪で起訴された後も集めていたが、7月になり回収がストップ。市は契約を解除した。(小林可奈)

(2013.9.5)




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