中国新聞


幟町小「ユネスコスクール」認定
平和活動を評価 広島市立小で初


   

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プレートを瀬川校長(左)に手渡す北川会長

 平和や国際連携などを広げる国連教育科学文化機関(ユネスコ)の理念に沿った教育を実践するユネスコスクールに、広島市中区の幟町小が選ばれた。30日、同小で認定プレートの贈呈式があった。

 広島ユネスコ協会の北川建次会長が瀬川照幸校長にプレートを手渡した。中山修一副会長は全児童493人に「友達を大切にする心を持ち、大人になっても戦争をしないと誓ってください」と呼び掛けた。

 同小は、平和記念公園の「原爆の子の像」のモデルとなった佐々木禎子さんの母校。修学旅行で広島を訪れる小学校と合同で平和を学び、地元の原爆慰霊祭にも参加するなど活動の輪を広げている。

 ユネスコスクールは世界に約9600校、国内は583校ある。幟町小の認定は、広島市の市立小学校では初めて。広島県内では同小を含め、25の小中学校、高校が認定されている。(永里真弓)

(2013.8.31)


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