再編計画で幼稚園廃止や統合 周南市は16日、市立幼稚園、保育園の再編計画を公表した。保育所は4園を2園に統廃合して民営化し、6幼稚園を廃止などにする。老朽化し、園児が少ない施設を対象に2014〜17年度で再編を進める予定。 市内に18園ある保育所は都市部の5園が対象で、いずれも民営化する。福川(新地町)は若山(上迫町)へ16年度に統合させる。第一(相生町)と飯島(飯島町)を17年度に統合し、廃止される今宿幼稚園(今住町)跡地に移転させる。いずれも定員を従来より増やして確保する。周央(瀬戸見町)は廃止の周栄幼稚園(周陽)跡地へ17年度に移す。 一方、中山間地域にある須々万、中須、菊川、三丘、勝間、鹿野の6園は「民間事業者の参入が困難」として当面は市が運営する方針を示した。 14の幼稚園については、園児数が定員の40%に満たない今宿と周栄、楠木(楠木)富田西(富田)の4園を14年度末で廃止する。市西部の夜市(夜市)湯野(湯野)は桜田(戸田)へ15年度に統合させる。 この日の市議会全員協議会で木村健一郎市長は「市の負担が軽減され、施設の老朽化の課題も解決していく」と説明。市が本年度に策定する公共施設再配置計画に反映させる考えを示した。市は保護者らへの説明会を開き、理解を求める方針。(岩崎秀史) (2013.8.17)
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