市診療所の休診以降
JA尾道総合病院(尾道市平原)の小児科を時間外(午後5時〜翌午前8時半)に受診した初診患者が先月22日以降の2週間で、前年同期のほぼ2倍と急増した。軽症患者を診る市立夜間救急診療所(同市新高山)の小児科が同日から休診した影響とみられる。 同病院によると、先月22日から今月4日までの間、時間外に初診で訪れた患者は計76人。前年同期(41人)と比べ約9割増えた。発熱や咽頭炎などの症状が多かったという。診療所の休診前の先月1〜21日は計95人で、前年同期(81人)の約2割増だった。 JA尾道総合病院は入院や手術を必要とする重症患者を診る2次救急病院。診療所の休診により、市内で夜間の小児救急に対応するのは同病院だけとなった。 同病院は、スタッフの負担軽減と効率的な診療のため、「まず電話で症状などを伝えてほしい。来院の必要性の有無を含めて検討する」としている。急に来院しても重症患者への対応で待ち時間が長くなるケースがあり、緊急性が低いと判断すれば来院時間を指定するという。電話0848(22)8111。(鈴木大介) (2013.8.13)
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