浜田市立中央図書館(同市黒川町)が10日、オープンした。1月末に閉館した市立浜田図書館(同市殿町)を移転。島根県内で初めて電子書籍の閲覧、貸し出しを実施する。 浜田医療センター跡地(約8千平方メートル)に新築した図書館は、鉄筋2階建て延べ約2800平方メートルで、総事業費は約17億8千万円。旧図書館の約4倍の広さがあり、多目的ホールやボランティア活動室も備える。愛称は公募で「ラブックはまだ」に決まった。 蔵書17万冊のうち、開架図書は10万冊で旧図書館の2倍。幼児、児童向けを3万冊と充実させた。最大30万冊収容できる。閲読席は200以上あり4倍。親子向けの畳敷きスペースもある。 電子書籍は1200冊を購入。館外からでも1人3冊まで借りることができ、2週間たつと自動的に読めなくなる。 早速、子ども2人に読み聞かせをした主婦神田香さん(39)=同市旭町今市=は「子どもの椅子が増え、落ち着いて本が読める。駐車場も広くて遠くからでも来やすい」と完成を喜んでいた。(森田晃司) (2013.8.11)
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