中国新聞


セシウム検出の粉ミルク、福山の11保育所で使用


 食品大手の明治が製造、販売する粉ミルク「明治ステップ」から放射性セシウムが検出された問題で、福山市は8日、市内の保育所計118施設のうち11施設で、セシウムが検出された製品と同じ賞味期限のものを使っていた、と発表した。既に他の製品に切り替えており、健康への影響の報告はない。

 内訳は市立3施設、民間8施設。市によると、使用量は不明だが、飲んだ園児は計22人という。

 明治ステップは賞味期限が来年10月3〜6日、同21〜24日の製品から、最大1キログラム当たり30・8ベクレルの放射性セシウムが検出された。国の粉ミルクの暫定基準値(1キログラム当たり200ベクレル)は下回っている。(武内宏介)

(2011.12.9)


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