中国新聞


子育て支援拠点に認定
三次市 フリースペース「KADOYA」
オープン5年目 年300万円の補助


   

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子育てに励む母親たちが交流するKADOYA

 ▽悩みや喜び共有

 三次市十日市中の子育てフリースペース「KADOYA」が、同市2カ所目の「ひろば型子育て支援センター」に認定された。子育て中の母親が、悩みや喜びを共有する場として評価された。

 子ども向けの劇の企画などに当たるNPO法人「三次おやこ劇場」が運営している。閉店した呉服店の木造店舗を改装し、2007年5月にオープン。7人のボランティアスタッフが切り盛りする。

 食事やしつけ、アトピー性皮膚炎などの健康面…。スタッフは、子育て中の母親が抱く育児のいろんな悩みの相談に乗る。原則、参加は無料。市内二十数家族が集まる。オープン5年目を迎え、子育て中の母親たちが集い、交流する場として定着している。

 認定した市育児支援課は「古い店舗を活用し、雰囲気に温かみがある。子育て中の人がリラックスして会話できる場所」と評価する。

 古着リサイクルなどを通じて運営費を捻出していた。認定後は市から年約300万円の補助金を受ける。

 佐々木洋子代表(57)は「地域に支えられてここまできた。母親が気軽に立ち寄れる場として輪を広げていきたい」と話す。月−土曜日の午前11時〜午後4時に開店している。(重田広志)

(2011.6.6)


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