広島県警委託4社64人
子どもや女性を狙った犯罪防止へパトロールする安全・安心推進隊が15日、発足した。広島県緊急雇用対策基金事業の一環。警備会社が雇った64人が夜間のひったくり警戒、児童の登下校見守りの活動を県内各地で展開する。来年3月末まで。 隊員は、県警が委託した県警備業協同組合(広島市中区)加盟の4社が雇用した。4人一組の15班をつくり、青色防犯パトロール車による学校周辺の見守りなどを手掛ける。残る4人は責任者を務める。犯罪発生状況を県内27署と共有し、活動場所や時間、内容を決める。 この日、県警本部であった発足式で隊員代表の石井清さん(64)は「日本一安全安心な県を目指し、職務に当たる」と宣誓した。隊員はパトロール車15台に乗り込み、広島、福山両市などを巡回した。 県警によると、女性や子どもが被害者となった性犯罪や声掛け事案などは2010年、少なくとも計1752件発生し、前年比で約2割増えている。(新本恭子) (2011.4.16)
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