岩国市教委 住民と18年度まで 岩国市教委は25日、市立小中学校の適正配置計画を発表した。小規模校の解消などのため16小、3中の統廃合を地元住民と協議。合意が得られた学校から順次進める。協議の期間は2018年度までとする。 小学校は、複式学級がある11校、複式学級化が見込まれる3校の計14校▽施設の耐震化のため大規模改修が必要な玖珂町の玖珂、玖珂中央の2校―が対象。中学校は、生徒の減少が見込まれる旧市内の御庄、本郷町の本郷、美川町の美川の3校について、隣接校との統合を協議する。 市教委は4月以降、自治会代表や保護者でつくる学校配置検討協議会を対象地区に設置。統廃合の是非や時期、通学方法などを話し合う方針でいる。 市教委は昨年11月に計画素案を公表。13地区で開いた意見交換会の声を参考に素案を修正し、決定した。 小学校では、旧市内の小瀬が「藤河」、柱野は「御庄」としていた統合対象を、他の近隣校も含め検討するとして未定とした。由宇町の「由西・神東・由宇」、周東町の「中田・川上・高森」の2組は、それぞれ由宇と高森を存続校と想定して協議を進める。(酒井亨) (2011.3.26)
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