補助率7割統一案示す 市議会委で市教委結論まとまらず 東広島市の小中学生の通学費について、市教委は24日、公費補助率を7割に統一する考えを市議会文教厚生委員会で示した。全額補助だった地域もあり議会側が反発。結論はまとまらず検討を続けることになった。 市教委によると、通学にバスや電車が必要なのは、9小学校と2中学校。2005年の市町合併以前の補助規定を踏襲しており、地域間格差がある。 全額補助は福富、豊栄、河内町の計4小学校。他の5小学校と2中学校は約7割で、子どもの月額負担は約625〜4700円。公費補助の総額は年約4700万円という。 通学費補助については、小中学校長や大学教授たちでつくる検討委員会が「14年度から補助率は原則7割」とする基本方針案を市教委に答申していた。 文教厚生委では、委員が「(学校の統廃合が原因で)子どもが望んだ遠距離通学ではない」などと反発。木村清教育長は「過去の経緯や地域の状況を整理し、時間をかけて検討していく」と述べ、4月にも検討委を再度開く考えを示した。 (新谷枝里子) (2011.2.25)
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