府中市、2011年度建て替え着手 府中市は2011年度、国の耐震基準を満たしていない国府小(高木町)の建て替え工事に着手する。設計作業中で、12年度に完成する。 新校舎は敷地1万2千平方メートルの南側、砂川沿いに建てる。鉄筋2階建て約5千平方メートルで、現校舎より800平方メートル広くする。 特徴は教室棟中央に設ける200人収容の多目的ホール。学年単位での行事や集会、小中一貫教育での活用などを想定する。管理棟屋上の3階部分には屋外プールを設置する。別に造るよりも費用を抑えられるという。 県道に面した玄関棟はガラス張り吹き抜けの開放的なつくりで、中庭まで見通せる。「地域に開かれた学校をイメージした」(市教委)という。 敷地北側にある現校舎は、新校舎完成まで使う。体育館は骨組みを流用し耐震化する。総事業費は約15億円を見込む。 現校舎は築46年。耐震診断で「大規模地震で倒壊の可能性がある」と判定され、施設の老朽化も目立っていた。(大野達寛) (2010.12.30)
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