岩国市北部活性化へ新ビジネス提案 専門高コンクール
岩国市平田の岩国商高の3年生2人が、産業教育振興中央会が主催する「専門高等学校生徒の研究文・作文コンクール」研究文の部で、全国1位にあたる最優秀賞を受賞した。1都1府9県からの応募29点の頂点に輝いた。 受賞者は村上奈都美さん(18)と角有香里さん(18)。2人は商業研究部に所属し、1年生の時から市北部のやましろ地域を活性化させようと、地元商工会と協働で新しいビジネスモデルを提案してきた。 研究文は合作。企画から実施まで携わった体験ツアーを軸にA4用紙6枚にまとめた。読みやすさを心掛け、地図や写真、ツアー実施時の新聞記事やアンケートも盛り込んだ。 最優秀賞の知らせに「3年間、地道にやってきた研究が実を結んでうれしい」と村上さん。角さんは「取り組みを通じて、自然や食べ物などやましろ地域の魅力を知った」と笑顔で振り返った。 2人は来年4月からそれぞれ岩国市内の企業で事務職に就く。顧問の岡崎隆子教諭は「受賞を大きな自信に、社会人としても羽ばたいてほしい」とエールを送った。(藤田菜穂子) (2010.12.23)
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