広島県連盟の発表会 全部門最優秀 ナマズ養殖など実践報告
広島県神石高原町油木の油木高が、16日にあった県学校農業クラブ連盟のプロジェクト研究発表会で、「食料・生産」「文化・生活」「環境」の3部門すべてで最優秀賞を受賞した。連盟事務局は「3部門同時受賞は過去10年間では例がない」としている。 発表会は、福山市沼隈町の沼南高であった。農業関連学科のある県内の全6高校の代表者が、3部門でそれぞれ10分間にわたり研究を発表した。 油木高は産業ビジネス科3年の計19人が参加。各部門で耕作放棄地の活用を共通テーマに報告した。 「食料・生産」部門では池を造成したナマズ養殖、「文化・生活」部門では田にレンゲを植えた養蜂の実践を報告。「環境」部門ではフキなどを植えて景観を再生した実績を強調した。 「食料・生産」のリーダーで3年の飯山晃太さん(18)は「新ビジネスにつながる可能性が評価された」と喜んだ。後輩が研究を引き継ぎ、2011年8月に鳥取県である中国大会に県代表として出場する。(与倉康広) (2010.12.23)
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