福山の鳳・東朋中学校区連絡協 校長と保護者ら生活指導で連携
福山市東部の鳳・東朋中学校区連絡協議会が、日本PTA全国協議会の会長表彰を受けた。生徒の問題行動の解決に向け、校区内の4小学校、保護者と連携した取り組みが評価された。 協議会は2009年1月に発足した。両中学校と伊勢丘小、幕山小、大谷台小、坪生小の校長とPTA会長が加わる。これまでに「校長1日ホームルーム」と呼ぶ会合を計5回開いている。毎回、民生委員や町内会長たちを含め約150人が出席している。 意見交換を通して、家庭と学校での約束事を決めた。家庭では、「早寝・早起き」「テレビゲームなどにまつわる遊びのルールを守る」など6項目の実践を申し合わせた。学校では、身だしなみやあいさつなど6項目を指導する。約束事の実践状況も調査して、改善に生かしている。 協議会設置を呼び掛けた東朋中によると、生徒が割った同中の窓ガラスは07年度が18枚、08年度は16枚だった。協議会発足後の09年度は3枚、10年度は現段階で1枚と大幅に減った。 表彰式は11月26日に東京であった。東朋中の青山真治校長は「外部の苦情も収まった。今後も知恵を出し合い子育て環境を充実させたい」と話している(迫佳恵)。 (2010.12.15)
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