中国新聞


山口赤十字病院、こども急病センター開設
11月、小児科医が夜間診察


 山口市は31日、山口赤十字病院(八幡馬場)が「山口地域夜間こども急病センター」を11月15日に開設すると発表した。市の休日・夜間急病診療所(糸米2丁目)の小児科部門を切り離して引き継ぐ。市は、子どもの病状の急変にも迅速に対応できるようになるとしている。

 同病院が院内の一室を改築し、運営。毎日午後7〜10時に小児科医が診察する。

 市の休日・夜間急病診療所は現在、小児科のほか外科、内科、歯科(休日のみ)がある。小児科の診察は現在、木−日曜の週4日を小児科医、残り3日を内科医が担当。専門医による365日診療体制の確保が課題になっていた。

 同病院は、入院が必要な救急患者を受け入れる二次救急病院。記者会見した渡辺純忠市長は「子どもの医療体制の充実が一歩進む」と期待した。

 市によると、県内では徳山中央病院(周南市)が2008年12月から休日・夜間こども急病センターを運営。民間病院による同様のセンター開設は2例目となる。(石井雄一)

(2010.9.1)


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