中国新聞


発達障害児を親子教室で支援
尾道さつき会がオープン
未就学児対象デイサービス 専門家招き、相談も


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ベイタウン尾道内に開設した児童デイサービス「親子教室あいあい」でトランポリンなどがある屋内の庭を見学する来場者

  社会福祉法人「尾道さつき会」(尾道市久保町)は1日、同市東尾道のベイタウン尾道内に児童デイサービス「親子教室あいあい」をオープンした。発達支援が必要な未就学児が保護者と一緒に利用する。(山成耕太)

 協同組合ベイタウン尾道が所有する共同オフィス鉄骨2階建て延べ503平方メートルを約2300万円かけて改装した。少人数で療育活動する指導訓練室と遊戯室があるほか、雨天時も活動できるよう人工芝を張った屋内運動スペースもある。

 保育士らスタッフ5人が常駐し、定員10人を受け入れる。開設時間は月、水−金曜日が午前9時半〜午後1時、火曜日が午後1〜4時。月に1回、言語聴覚士や理学療法士たち専門家を招いた相談事業も開く予定。

 さつき会はこれまで同市門田町の市母子福祉センターで週1回、定員20人の親子教室を開いてきた。待機児も出ていたため、開設先を探していた。

 尾道市内の児童デイサービスは4カ所目。同会では木ノ庄町の「あいあい」に次いで2カ所目になる。

 さつき会の山根良彦理事長は「駐車場が広く利便性がよくなり、受け入れ人数も拡充できた。親子で安心して通い、相談してほしい」と話していた。

(2010.6.2)


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