中国新聞


読書習慣づけ 大臣表彰
尾道の御調中央小 三原の大草小


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賞状を囲んで表彰を喜ぶ大草小の児童(三原市大和町)

 三原市大和町の大草小と尾道市御調町の御調中央小が、本年度の読書活動優秀実践校として文部科学大臣表彰を受けた。県内の小学校は尾三地区の両校だけ。定期的な読み聞かせ会の開催や家庭での読書の習慣づけなどの活動が評価された。

 大草小は児童数42人。2006年度から週4回の読書タイムを設け、住民による読み聞かせ会も週1回開いている。毎月20〜26日を親子読書の期間とし、家庭での取り組みも進めている。

 校内の図書室にはソファや畳のスペースもあり、リラックスして本を読む環境づくりも進める。図書委員会副委員長の5年福定由梨奈さん(10)は「物語の展開を想像しながら読むのが楽しい。難しい小説にも挑戦したい」と話す。

 児童数268人の御調中央小は4年生以上が下級生に絵本の読み聞かせをする「ペア読書」を年3回実施。読書感想文や詩のコンクールに全児童が応募するなどの活動が盛んだ。高石元子校長は「読書への意欲を高めることは表現力や学力の向上にもつながる。表彰を励みに今後も継続していきたい」と喜んでいた。(和泉恵太)

(2010.5.9)

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