中国新聞


子の健全育成へ
おやじの力結集
尾道で7月 全県組織設立集会


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活動内容などを話し合う堀川さん(左から2人目)たち準備委員会のメンバー(広島市西区)

 広島市や尾道市などの会社員や医師たちが、子どもの健全育成に取り組む全県的な組織として「おやじ日本広島(仮称)」の結成を進めている。具体的な活動内容を詰め、7月に設立集会を開く。

 全国組織「おやじ日本」の理事長で元広島県警本部長の竹花豊さんの呼び掛けに応じ、30〜60歳代の会社員や医師、元警察官たち父親25人が昨年11月に準備委員会を結成し、協議を重ねている。

 学校のトイレ掃除など地域ぐるみでの清掃活動の推進や、携帯電話などのネットトラブル防止策を学ぶ勉強会などを計画。準備委員会によると、県内では学校、地域単位で結成された父親グループが約150団体に上る。こうしたグループと連携しながら活動を展開する。

 準備委は賛同者を募り、7月上旬にも尾道市で設立集会を開催。「父親の在り方」をテーマにしたパネルディスカッションなどを計画している。

 代表世話人の広島市西区三滝本町の牧師堀川寛さん(50)は「地域のおやじの力を結集し、子育てにおける父親の存在感を示す活動に取り組みたい」と話している。(山崎雄一)

(2010.4.14)

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