中国新聞


防犯灯 基地そばに設置
岩国市が7基 通報ボタンやカメラ


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スーパー防犯灯の通報ボタンを押してみる子ども

 岩国市が米海兵隊岩国基地に近い川下地区に新設した「スーパー防犯灯」7基の運用が26日、始まった。開始式の後、地元の子どもが防犯灯の通報システムを試し、緊急時の通報手順を確認した。

 高さ約7メートルの街灯型で、基地正門から川下供用会館までの通り約800メートルの7カ所に設置した。高さ1・1メートルの位置にある通報ボタンを押すと、赤色回転灯とブザーが作動。専用回線でつながっている岩国署の署員と通話できる。

 市は上部の防犯カメラで周囲の状況を24時間録画。映像は2週間保存し、「犯罪捜査以外には提供しない」としている。岩国署に設置した機器にも映像は映し出されるが、録画はできない仕組みとなっている。

 空母艦載機の岩国基地移転を想定した安心・安全対策の一環。総事業費2800万円の全額に国の特定防衛施設周辺整備調整交付金を充てた。(標葉知美)

(2010.3.27)


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