中国新聞


児童用パソコン倍増
府中町教委 全員に1台ずつ


 府中町教委は、町立5小学校で、児童用パソコンの設置台数を2倍に増やした。授業では1台を2人で共用していたが、1人に1台ずつ割り当てられるようになった。

 町教委は1月中旬までに、機器の更新や新規購入を進め、5校に各40台を順次配備してきた。これまでの20台から倍増し、最大で40人の学級編成に対応する。

 児童数が831人と5校で最も多い府中中央小では1月、1人1台のパソコンを使った授業を開始。5年生164人は総合的な学習で、1人ずつパソコンを操作し、環境をテーマにした新聞作りを進めている。身近な省エネや温暖化対策を記事にまとめ、B4判1ページに仕上げる。

 5年2組担任の山口誠教諭(31)は「台数が増え、効率的な授業になっている」と喜んでいる。

 町教委は、電子黒板やプロジェクターなどの情報技術(IT)関連機器も各校に配備し、IT教育の充実につなげる。総事業費は約1億5千万円を見込む。(榎本直樹)

(2010.3.4)


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