中国新聞


東広島市開設支援
認定こども園、11年にも移行
私立の2幼稚園


 東広島市は、幼稚園と保育園の機能を併せ持つ、市内初の「認定こども園」の開設支援に乗り出す。私立の板橋さざなみ幼稚園(西条町寺家)とアカデミックひまわり幼稚園(黒瀬町楢原)にそれぞれ、給食調理室などの施設整備費を一部助成し、2011年4月の移行を目指す。

 認定こども園は一般的に、保護者の就労の有無にかかわらず入園でき、0〜2歳児にも対応。在宅の保護者や子どもをサポートする「子育て支援センター」の役割も担う。

 二つの幼稚園は保育に必要な給食調理室や昼寝スペースなどを整備する方針。市は新年度当初予算案に、整備費の一部助成で約1億5300万円を計上した。

 さざなみ幼稚園の新たな定員は幼稚園分160人、保育園分90人、ひまわり幼稚園は同じく120人、30人とする予定という。

 保育所の定員空きを待つ子どもは市内で148人(1日現在)。市福祉部は「待機児童の解消を図り、地域で安心して子育てができる環境を整えたい」としている。(下久保聖司)

(2010.2.26)


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