数値目標31項目を新設 岡山県が次期中期計画素案 岡山県は1日、来年度から5年間で取り組む子育て支援の次期中期行動計画「岡山いきいき子どもプラン2010」(仮称)の素案をまとめた。66の数値目標を掲げて54項目の重点施策を展開し、子育て世代の負担軽減を目指す。 「心と体をはぐぐむ家庭」「健やかに育つ地域」「安心して生み育てる社会環境」「まもり支援する体制」をつくる四つの基本目標を設定。それぞれに重点施策を据えた。 数値目標のうち新設は31。子どもの健全育成活動を定款に掲げるNPO法人数を本年度の234から330に増やす▽発達障害者支援体制整備事業の実施市町村数を4から13に引き上げる▽出産で退職した経験のある人の割合を36・6%から25%に減らす―などとしている。 プランは、2005年度から5年ごとの計画策定を全国自治体に求めた次世代育成支援対策推進法に基づく策定で、本年度までの現行計画の後継となる。 現行計画では、41の数値目標のうち32が達成済みか達成見込み。だが、08年の県民意識調査では前回(03年)に比べ「子育てを楽しいと感じる人」の割合が減り「子育てに自信がなくなることがある人」が増えた。県子育て支援課は「核家族化や近所付き合いの希薄化による親の不安感の表れだろう。素案では母親の育児負担感を減らす視点を強めた」と説明している。 15日から素案への県民意見を募り、本年度中に計画を決定する。(教蓮孝匡) (2009.12.3)
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