中国新聞


赤ちゃん休憩室 公共施設に整備
広島市方針 来年1月から


 広島市は来年1月から、乳幼児の授乳やおむつ交換のためのスペースがある公共施設100カ所以上を「赤ちゃん休憩室」(仮称)としてPRし、広く利用を促す。子育て中の母親が気軽に外出できる環境づくりが狙い。

 赤ちゃん休憩室は、市役所や区役所、文化センター、スポーツセンターなど。ステッカーなどを張り、施設の利用者以外にも気軽に立ち寄れるように誘導する。市が発行する子育て冊子にも登録施設を載せる。

 登録する公共施設のうち、78施設は既に授乳やおむつ替えの両方か、どちらかの設備があり、新たに22カ所以上におむつ替えのベビーベッドなどを設けてスペースを確保する。デパートなどの民間施設にも協力を求め、登録施設を増やしていく。

 同様の施設は、北九州市や東京都足立区などが実施している。こども未来企画課は「育児中は家庭にこもりがちになる。母親が外出しやすい環境づくりを進めていきたい」と説明している。(滝川裕樹)

(2009.8.12)

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