中国新聞


全保育所に防犯カメラ
来春までに三次市


 三次市は年内をめどに、20の市立保育所に防犯カメラを設置する。すでに整備した2保育所と、来春完成予定の新保育所を合わせ、23保育所すべてで整う。

 2010年度中に整備する予定だったが、緊急経済対策による県の元気づくり緊急交付金を充てられるため、前倒し。事業費2千万円は交付金で全額まかなう。

 設置場所は、保育所ごとに協議して決め、10月から順次取りかかる。カメラは入り口やフェンス周りなどに2、3台設け、事務室のモニターを通じ不審者を監視。録画機能も備える。

 保育所には現在、6カ月から就学前の乳幼児1220人(4月1日時点)が通う。

 全国的に幼い子どもを狙った事件が起きているほか、保護者や乳幼児以外の人が園庭開放などで出入りする機会も多いため、市はカメラを設けることにした。市保育課は「子どもたちの安全を確保しながら、地域に開かれた保育所を目指したい」としている。(桜井邦彦)

(2009.7.6)


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