中国新聞


ごみ分別・節電…毎日チェック
エコ生活 日記で挑戦
広島県、小5に配布「家族で楽しんで」


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広島県内の小学5年生を対象に県が作製した「エコチャレンジ日記」

 広島県は、地球温暖化防止に向けた取り組みを記録する「エコチャレンジ日記」を作製した。県内の小学5年生約2万7千人に配る。ごみの分別や節電など実行した項目を毎日チェックし、家族ぐるみで環境問題への関心を高めてもらう。

 日記はA4判30ページで、8週間分。チェック項目として「水を出しっぱなしにしない」「部屋の明かりを消す」「ごみを分けて捨てる」など八つを示す。マイバッグで買い物をした▽エアコンの設定温度を上げた―といった行動をした際は文章で書く。

 一つの行動を1ポイントに換算。100ポイント集めれば「エコリーダー認定」の級が上がる仕組みだ。保護者のコメント欄のほか、環境についてのクイズやすごろくも載せ、学校や家庭で楽しみながら「エコ生活」を身に付けられるよう工夫してある。

 県民運動「広島発・ストップ地球温暖化」の一環。既に県内の国公私立の全603校に発送した。使い方や取り組む時期は各学校が判断する。日記は県のホームページからダウンロードできるほか、希望者には配布する。環境政策課Tel082(513)2952。(高橋清子)

(2009.6.12)


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