30日から月1回 文教女子大に交流スペース
広島文教女子大(広島市安佐北区)の学生グループ「パパママ応援団ぶんこ」が三十日、子育て中の親が集うオープンスペースを学内に設ける。同世代の若い母親がリラックスできる空間づくりを目指し、月一回のペースで開き、親同士の交流を後押しする。 対象は、四歳未満の乳幼児と保護者。午前十時から午後三時まで体育館のサブアリーナを開放する。積み木などで遊べるエリア、おむつ・授乳ができるエリアなどに分け、絵本の読み聞かせコーナーや工作教室も開く。 「ぶんこ」は、保育士などを目指す初等教育学科や心理学科、福祉学科の十六人でつくり、三年前からイベントを開いてきた。親同士のつながりを一層強めるため、スペースの開設に踏み切った。 子育て経験のない学生だけでの運営に不安もあったが、他のスペースの見学を重ねて、特色づくりを考えた。リーダーの三年大崎亜友美さん(20)=安佐北区=は「親と年齢が近いのが強み。好きなドラマや音楽の話もして、気楽に出入りできる場所にしたい」と強調する。 市によると、市や民生委員がかかわるスペースは市内に百五十七カ所(三月末現在)あるが、学生の運営は珍しいという。二回目からは毎月第二土曜日に開く。無料。広島文教女子大・植田研究室Tel082(814)2135(内線339)。(藤村潤平) (2009.5.28)
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