中国新聞


子育て交流に児童室を開放
阿戸公民館


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乳幼児と保護者向けのフリースペースとなる阿戸公民館の児童室

 広島市安芸区阿戸町の阿戸公民館は四月一日から、施設の一部を開放し、乳幼児と保護者向けのフリースペースを設ける。保育所や公園などが少ない地域の実情に配慮し、安全な遊び場や交流の場として利用してもらう。

 公民館の児童室(約二十五平方メートル)を利用し、絵本や遊具などを置く。小学校入学前の未就学児とその保護者を対象とし、休館日(火曜日など)を除き、午前八時半から午後五時まで開放する。

 金曜日には「交流タイム」(午前十時―正午)を設け、保護者同士の交流や情報交換に役立ててもらう。室内のレイアウトなど運用方法も利用者の要望を反映する。

 阿戸町には三歳未満の通える保育所がなく、子育て環境の充実を求める地域の要望に応じた。同時に利用の少なかった児童室の有効活用も兼ねる。

 同公民館は「地域ぐるみで子育てを支え、若い世代の定住につなげたい」としている。(小畑浩)

(2009.3.31)


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