山口県上関町09年度予算案 通学定期購入も 山口県上関町は九日開会した町議会定例会に、一歳未満児の育児用品購入費の助成金などを盛り込んだ総額三十二億七千四百万円の二〇〇九年度一般会計当初予算案を提案した。 育児用品の購入費助成は四月のスタート予定。おしめ代などとして一人につき月額五千円を支給する。十五人分として九十万円を計上した。 町内の高校生を対象とした通学バス定期券の購入費助成制度も新設。定期券代の半額を町が負担し、五十人分の計七百十五万円を盛り込んだ。町内で原発建設計画を進める中国電力からの寄付金などを積み立てた基金を取り崩して活用する。 当初予算の歳入には、国からの原子力発電施設等立地地域特別交付金一億千五百万円も組み込んだ。温浴施設、農水産物直売所、総合文化センター(仮称)の設計費などに充てる。 定例会では会期を九日から十七日までの九日間と決め、当初予算案や中電からの寄付金二億円を盛り込んだ〇八年度一般会計補正予算案など三十一件を上程した。(久保田剛) (2009.3.10)
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