支え合い 新サービス 安佐北のNPOがスタート 賞味期限内の廃棄食品を有効活用するフードバンクを運営する広島市安佐北区可部の特定非営利活動法人(NPO法人)「あいあいねっと」が、高齢者などの身の回りの世話をする「まごの手サービス」をスタートした。 地域の約二十人がスタッフとして登録。一時間六百円の有償で、家事や草取りのほか、子守りなど母親の支援も想定する。一月から本格的に受け付け、四件の依頼があった。買い物のサービスを受けた同区の坂根康子さん(84)は「風邪気味で出掛けられなかったので、とても助かった」と喜んでいた。 同法人は廃棄される食品を生活弱者支援に役立てるなどの取り組みをしている。食をテーマとした活動に加え、人と人を結ぶ支え合いサービスに乗りだした。管理栄養士でもある原田佳子理事長(56)は「助け合い安心して暮らせる社会を」と話す。安佐南区と安佐北区の住民が対象で、火、金、土曜の午前十時―午後三時に受け付ける。Tel082(819)3023。(有岡英俊) (2009.2.19)
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