4人中1人が来月退職 市医師会など 夜間救急の対応協議へ 呉共済病院(呉市)の小児科医師四人のうち一人が三月末で退職することが分かった。今後もう一人も退職の可能性があり、市医師会などは今月中に市内の小児医療体制について実務者会議を開き、夜間救急などへの対応を話し合う。 市地域保健対策協議会(会長・豊田秀三市医師会長)の地域医療検討専門部会が十七日夜あり、呉共済病院が説明した。 豊田会長によると、四月以降の入院、診療業務の具体的な内容は未定で、医師の補充も見込めないため当面、残る医師で対応するしかない状況。市内の公的三病院(共済病院、国立病院機構呉医療センター、中国労災病院)で行っている夜間救急輪番制については共済病院から「検討し直してほしい」と要請があったという。 市内の周産期医療にもかかわる問題だとして実務者会議には市医師会や市、産科医師らが参加。本年度中に今後の対応を決める予定にしている。(新本恭子) (2009.2.19)
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