13年東広島市教委が推計 東広島市で二〇一三年に、小学校七校で児童の減少により複式学級が必要になることが、市教委の推計で分かった。現在は二校で、市教委は「集団内での切磋琢磨(せっさたくま)が難しい」として、近隣校との統合を進める。 複式学級の導入は同市では、一、二年生の合計が八人以下の場合と、二年生以上の二つの学年の合計が十六人以下の場合に行い、該当する二つの学年を一学級にする。 市教委は三月、住民基本台帳を基に一四年までの各年三月末の児童数を推計。福富町の竹仁小と河内町の河内西小、八本松町の吉川小、黒瀬町の板城西小、志和町の志和堀小の五校で、児童数の減少のため一三、一四年に複式学級となることが分かった。 市内では現在、安芸津町の小松原小、大田小に複式学級がある。 市教委は少人数教育を「一対一の指導ができる」と評価する一方で、「大勢と刺激し合える環境が重要」と指摘。複式となる七校を含む十校を休廃校して近隣校に統合する方針を既に示し、住民説明会の準備を進めている。(治徳貴子) (2008.11.26)
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