酒屋地区に予定 三次市計画案 10年春開所目指す 三次市は二十一日、酒屋地区に建設する新保育所の基本計画案を市議会教育民生常任委員会で示した。定員百四十人で、病後児や一時保育なども実施する案となっている。 案では、東酒屋町の奥田元宋・小由女美術館南東約百五十メートルに、増築可能な園舎を建設し、二〇一〇年四月の開所を目指す。定員はゼロ歳十四人、一―二歳各十八人、三―五歳各三十人。平日に一時間の延長保育、土曜は午後保育をする。通常保育と特別保育のスペースを分け、病後児保育や一時預かり、地域子育て支援センターの機能を持たせる。 市は昨年度、神杉、酒屋保育所の統合を視野に二百人規模の保育所を設計。四月に就任した村井政也市長は、神杉の保護者が地元保育所を希望しているなどの理由で白紙に戻していた。 現在の酒屋保育所は一九八四年の建設で定員五十五人。園舎が狭く老朽化している。酒屋地区は人口が増加し、仕事関係での利用希望者の増加も予想されているため、市は保育ニーズに応えようと新保育所を建設する。(余村泰樹) (2008.11.22)
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