庄原、歌のサービス低迷 38件中13件 出生届が出された際、庄原市が庁舎内に歌謡曲「こんにちは赤ちゃん」を流すサービスの利用が伸び悩んでいる。二日現在の利用は出生届三十八件に対し、十三件となっている。 サービスは産科医療機関のない市内で、市が子育てを応援する気持ちを伝えようと七月二十五日に開始。本人に書類で承諾を取り、本庁や支所で曲を十五秒間流す。市市民生活課によると、断られた主な理由は「恥ずかしい」「別にいい」などとなっており、流した際も本人や周囲の反応はあまりないという。 出生届の手続きは住民票コードや母子手帳の手続きなど一人約二十分かかる。昼休憩を利用したり、子どもを連れたりして窓口を訪れる住民も多く、承諾を取る書類の提出は市民にとって手間となり、利用低迷の一因になっているとみられる。 同課は「市民にとって、よりよいサービスとは何かを考えていきたい」としている。(戸田剛就) (2008.10.4)
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