呉市教委が研修スタート
小中一貫教育を進める呉市教委は二十四日、教員らを対象にしたブロック別研修会を始めた。一月に初めて実施した市独自の学力・意識調査で出た課題などを踏まえ、授業改善の方法を探る。 三日間で、公立小中学校などを地域別に分けた六ブロックの各一校で開く。初日は両城小と郷原中で授業見学と協議会があった。 一月の学力テストとアンケートは、市内の小学四年と中学一年が対象。授業で分からない点を質問する割合が四割前後と共通して低く、小学生は話の要旨をつかむ力に課題があった。両城小での研修には校長や教員、市教委関係者ら約三十人が参加。協議会では「児童の発表時に間をとって発言しやすくしてはどうか」「国語の音読に力を入れたい」などの意見が出た。市教委学校教育課の藤井敏彦課長は「校区を越えた意見を授業に生かしてほしい」と話している。(桑原正敏) (2008.9.25)
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