中国新聞


不登校 2年連続増2339人
昨年度岡山県内小中 県教委、新たな対策へ


 岡山県内小中学校の二〇〇七年度の不登校児童・生徒数が前年度比3・5%増の二千三百三十九人となり、二年連続で増加したことが、文部科学省の学校基本調査速報で分かった。

 不登校の内訳は小学生が前年度比4・4%増の五百二十七人。中学生は同3・4%増の千八百十二人で、四年ぶりに千八百人を超えた。

 全児童・生徒に占める不登校の割合は小学校0・47%(全国平均0・34%)、中学校3・19%(同2・91%)で、いずれも全国平均を上回った。

 経済的理由で長期欠席(三十日以上)した児童・生徒は前年度より十四人減り、三人だった。

 県教委は〇七年度から臨床心理士などのスクールカウンセラーを全公立中学校に配置し不登校対策を強化したが、不登校の増加に「市町村教委などと連携して原因を詳しく分析し、新たな対策を立てたい」(県教委指導課)としている。(教蓮孝匡)

(2008.8.24)


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