再編計画を広島県教委延長 総合学科見直しも 広島県教委は十三日、県立高校の再編整備基本計画(二〇〇三―〇八年度)の一部を改訂し、計画期間を一三年度まで延長することを決めた。小規模校の統廃合に引き続き取り組むほか、総合学科の普通科への移行の検討を進めることを新たに盛り込んだ。 計画は一学年三学級以下の小規模校(〇三年度時点で二十九校)の統廃合の推進方針を打ち出していたが、実際に生徒募集を停止したのは七校。逆に少子化に伴う生徒数の減少で小規模校が〇八年度で三十一校まで増えたことを踏まえ、計画期間の延長を決めた。 さらに、一学年の学級数別の統廃合方針をあらためて提示。一学級の学校は「地元中学校の進学状況を踏まえ統廃合を推進」としたほか、二、三学級は生徒数の推移を見て近隣校との統廃合を検討▽四学級以上でも交通の利便性の高い地域では近隣校との統廃合を検討―とした。一方、普通教育と専門教育を履修できる「総合学科」がある十二校について、進学や就職で成果が表れていなければ普通科への移行を含めた見直しを実施するとした。(永山啓一) (2008.6.14)
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