中国新聞


広地区に病児保育園
看護師と保育士が常勤


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 ▽呉市内2ヵ所目

 急な発熱などで保育所や小学校などに通えない子どもを一時的に預かる「ほっぺ病児保育園」が、呉市広地区に開園した。市東部に病児保育ができる施設はなく、人口が増える広地区の働く母親らのニーズに応えた。

 病児保育の施設は市内二カ所目。市の委託を受けた医療法人TAJIが、広大新開で運営する内科・小児科医院の一階に設置した。常勤スタッフは看護師と保育士各二人で、保育室と隔離室を備える。委託料は年間約八百万円。

 広地区の人口はこの十年で約千五百人増えた。市によると合併で市域も広がり、施設の必要性がより高まっていたという。

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呉市広地区に新たにオープンしたほっぺ病児保育園の保育室

 TAJIの太治憲男理事長(44)は「核家族化が進む中、共働きなどで仕事を休めず困っている家庭を助けたかった」と話している。

 対象は生後六カ月から小学三年。定員六人で、利用料は一日(午前八時―午後六時)二千円。事前に予約し、初日に医師の診察を受ける。Tel0823(74)5250。  (新山創)

(2008.4.8)


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