益田市教委 計画策定へ地元と協議 益田市教育委員会は市立学校整備計画審議会の答申を受け、本年度から十年間で計三十一校ある小中学校を二十校に再編する。本年度内に基本計画をまとめ、地元との協議を進める。 答申は「学校の小規模化で、多くの人とかかわる経験値が低くなり、切磋琢磨(せっさたくま)した学びを進めにくい」などとして再編の必要性を指摘。小学校の複式学級の解消と中学校の一学年二学級以上を提言した。 現在十九校の小学校で統合が予定されるのは真砂、豊川▽桂平、美濃、中西、中西内田分校▽東仙道、都茂、二川▽匹見、道川。同じく十二校の中学校は、益田東、真砂▽東陽、鎌手▽西南、小野、中西。 少子化や校舎の老朽化が進む中、市教委は昨年十月、学識者らでつくる審議会に諮問。審議会は五回の審議を重ねて三月三十一日に答申した。市教委は秋ごろ、答申を反映した基本計画を策定し、再編時期などを固める。(岡本圭紀) (2008.4.3)
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